奄美大島 2006年・秋

奄美の思い出

奄美大島は、Sampeiが釣りにハマッたきっかけをつくってくれた思い出の場所である。1994年の秋、社員旅行で同地を訪れた際、ゴルフ組、観光組、釣り組の3班に分かれたのだが釣りキチだった当時の上司の勧めもあって「ワールドマリン奄美」にお世話になった。

ムロアジを泳がせてのノマセ釣りで、餌のムロアジは多分船で用意してくれたのだと思う。まだサビキ釣りくらいしかやったことがなかった頃で、道具はもちろんレンタル。

肝心の上司は身内の不幸で社員旅行に不参加となり、残るは4名。うち一人は船酔いで早々にダウン。Sampeiは結局アタリもなかったのだが、あとの2人はビギナーズラックで80cmほどのヒラマサとアオチビキをそれぞれ釣り上げた。

Ep4nqidb 1994年、ワールドマリン奄美での大物釣り体験


自分だけ釣れなかった悔しさと、同僚らが釣り上げた時の竿の曲がりを見て、「自分も釣りたい!」と思ったのが始まりだった。


再挑戦

今回の釣りは、いつも一緒に遠征しているしんのすけさん、鉄砲玉師、大物釣り師さんと4人。9月から「アルカトラズ」のチャーターで、船中2泊3日のトカラ列島遠征を計画していた。ところが、出発3日前にアルカトラズの山元船長から連絡。「舵とプロペラが破損して、修理に10日ほどかかる。他の船を手配するから了承してほしい」。が、が〜ん・・・・

超遠征の夢はあえなく潰えたが、船に問題がなくても天候次第で遠征は無理なこともある。山元船長が紹介してくれた「ウッキー号」に乗船することにした。

この船のキャプテンの奥さんは、以前ワールドマリン奄美のスタッフだったらしい。1994年の釣りの時に女性が乗っていたのを思い出して聞いてみたら、やはりそうで、12年ぶりの再会となった。「空港で会ったときから、前に会ったことがあるような気がしていた」というから、人間の記憶って大したもんです。

伊丹から奄美へは直行便があり、往路は11時50分発。飛行時間は1時間半ほどなので、空港から港に直行すれば午後3時頃には乗船できる。2日目が丸一日釣れるメインの日なのだが、午後から荒れそうだということで、遠出はあきらめ、1時間ほどの喜界島をめざすことにした。


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奄美大島初日は3時すぎからの乗船


初日のムロアジは不発
しんのすけさんと鉄砲玉師がジギング、大物釣り師さんとSampeiが餌釣りと二手に分かれる形になった。餌釣り組は、初日のうちにムロアジを釣っておこうとサビキでトライしたのだが、不発。
ここでしんのすけさんに大ハプニング。船中最初のカンパチをゲットしたしんのすけさんにカメラを向けたところで、ダブルにしていたアシストフックの1本がしんのすけさんの指先にフッキング!

いたァ〜!!

カエシまで刺さってしまって、どうしようもない。船長の機転で手袋を切り取ったところ、幸い針先が突き出そうになっている。鉄砲玉師が思い切って奥に差し込んで先端を指から出し、ペンチで切り取って抜き取る。ヤレヤレ・・・下手をするとこのまま港へ逆戻りのパターンになるところだったので、大事をまぬかれて一同ほっとする。

その後、鉄砲玉師も小型カンパチをゲットしたが、日も落ちたので喜界島を目指す。



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おなじみマグロ教鉄砲玉師も、とりあえずシオゲット

ファイトシーン(動画)はこちら



波止のアオリイカも

日暮れまで釣って、喜界島へ。宿は港のまん前にある民宿で、これは便利。一風呂あびて夕食もそこそこに港でエギングを試す。地元の人や釣り人らしい人など10人近くがイカを狙っているようだが、釣れていない。

しばらくして、胴長15cmほどのアオリイカを波止の上から確認。サイトエギングが得意な鉄砲玉師にロッドを渡すと首尾よく抱かせてくれた。泳がせ釣りの餌にちょうどいいサイズなので、船のイケスにキープ。


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夜の波止でイカ釣り。サイトエギングの名手、鉄砲玉師の1パイは翌日の餌に




2日目は波に祟られ

午後から荒れてきそうな予報だったので、夜明けとともに出ようと、5時半起床で6時に出船。まずはやはり餌のムロアジ確保から。

普通のアジ釣りと違い、群れを見つけて、そこにすかさずサビキを投入する。コマセも使わない、まさにルアーフィッシングだ。大物釣り師さんとSampeiがトライするが、群れに当たっても喰わない。やはりサビキが合わないのでは、と、船長がやってみるとすぐにヒット。大物釣り師さんにもサビキを変えるとヒットした。

Sampeiは、あわよくば釣れたそのまま泳がせようと、喰わせサビキの(幹12号、枝10号)というごついのを使っていたので、とりあえず手持ちの別のサビキ(瀬戸内マダイ用)を使ってみる。ムロアジの棚より深いところでフエフキとシロダイがヒット。シロダイは高級食用魚らしいので、結構うれしい(^^;

しかし、ムロアジは結構渋く、荒れてきそうな様子もあったので4尾ほど釣れた所であきらめ、今回のメインとなる大物ポイントを目指すことになった。


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大物釣り師さんのウィンチ泳がせ竿。極太です。


大物ポイントは70〜80mの浅場と、100m〜130mの深場がある。大物釣り師さんは、電動リールを使った「ウィンチ」のような泳がせタックル。見るだけでも迫力がある。Sampeiは浅いところは喰わせサビキ、深場ではスタンディングでの泳がせにトライ。

昨夜のイカを泳がせていた大物釣り師さんにヒットするも、針を飛ばされる。イソンボの仕業か?Sampeiもサビキからムロアジに変えてスタンディング泳がせを試すが、アタリが来ない。

一方、ジギング組には4〜5kgクラスのカンパチやスマガツオがぽつぽつヒット。ジギングに変えてみたいと心が動くが、やはり12年前のリベンジを思い、泳がせを続ける。

と、しんのすけさんに何者かがヒット!
吊り上げた魚を見た瞬間GTか?と思ったが、体側に薄い縦じまがある。どうやらカイワリらしい。サイズを測ると重さ9kg、全長97cm。レコードサイズ?と思われたが、どうやらホシカイワリで、このくらいのサイズにはなるらしい。

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しんのすけさん、殊勲のホシカイワリ9kg、97cm

重さに耐えかねるしんのすけさん(動画)



結局その後も餌釣り組に釣果はなく、波も高くなってきたので4時過ぎに沖あがりとなった。今夜はアルカトラズの山元船長に紹介いただいた「サラサ」さんで両船長ご夫妻も一緒に夕食。ウッキー号2代目の陸君も加わってのにぎやかな宴会となった。

山元船長の差し入れの幻の黒糖焼酎も入って、Sampeiはいつしか夢の中へ・・・


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奄美名物「夜光貝」をはじめ、釣果のスマガツオとカンパチ、アオリイカに、山元船長差し入れのイセエビと超豪華な刺身を堪能


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急に宿泊が決まった「サラサ」での大宴会



いよいよ最終日
夜半には20mの強風が吹き荒れたが、翌朝はなんとか釣りができそうな風。最終日なので、午前中だけの釣りだが、なんとか出られることになった。

やはり前日同様風裏のポイントを回る。しかし、潮が動かないのか、ジギング組にもアタリがない。時間だけが過ぎていく・・・・



Sampeiは、お土産確保に走って、呑ませサビキで底を叩く。
何度か口のでかい小魚の群れにヒットし、鈴なりでつれてくる。バリで釣ったオオクチハマダイの仔かな?と思ったが、どうやら「オオクチイシチビキ」らしい。

その後、オキナヒメジが3尾釣れたので、一番小さいのを泳がせてみた。底を取ってハリス分だけ巻き上げ、待っていると、待望のアタリ!

かなり大きいらしく、ドラグがどんどん出て行く。わりと底の方でヒットしたので、このままでは根にもぐられてしまう!!
一か八かでスプールをロックした次の瞬間・・・
ぐっとしなったロッドがフッと軽くなった。「やっちゃたぁ〜」一気に力が抜ける。

仕掛けはPE6号とリーダーの結節点でぷっつりと切れていた。これまでMIDノットで切れたことはなかったのに・・・
予備の方のタックルで、使い古しのPEを使っていたのが敗因だったのか?あそこで早まってスプールロックせず、がんばっていれば取れたかも、と後悔がぐるぐる回るが後の祭り。



もう一度リベンジしに来なくては!

また来る理由ができました(^^;

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最終日も潮が動かず苦戦・・・


アルカトラズの山元船長には、船のトラブルで乗船はできませんでしたが、手配や夕食の差し入れなど、本当にお世話になりました。今度は是非、船中2泊3日でトカラにチャレンジさせてください! 焼酎も楽しみです(^^)/


ウッキー号の滝澤船長ご夫妻には3日間をとおして、とっても楽しい釣りをさせていただきました。特に奥さんとの再会は私の釣りの原点を思い出させてくれました。今度はGTのシーズンにも乗せてくださいね!


ダイビングショップ サラサさんには急な宿泊と宴会ですっかりお騒がせしました。格安・快適で最高でした!

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お世話になったウッキー号のキャプテン&裏番長?



Sampeiに釣られた小物達

Avta2opl オオクチイシチビキ(幼魚)13〜15cm


Vifcxtqi ホオアカクチビ 25cm


Za8t6aob シロダイ 28cm


Oxx78_ys オキナヒメジ 20〜28cm



この記事へのコメント

  • ダイエット中のプ〜さん

    しんのすけさんの指を心配します。大丈夫でしたか?そのまま釣りを続けるのはかなりのもんですね^^;Sampeiさんも、また行く口実が出来たようで・・・。2泊3日の釣りざんまいなんてうらやましい〜
    2006年11月18日 16:07
  • でぶまさ@海人クラブ管理人

    船中泊での釣り中止は残念でしたね!それでも、みなさん楽しまれたようで何よりです。しんのすけさんは大変でしたね!これ気をつけていてもやるんですよね!ウッキー号の奥様・・・どこかで見たな〜と思ったら釣りビジョンで拝見しておりました。南の島での釣り・・・私も挑戦したいです。
    2006年11月18日 22:17
  • Sampei

    コメントありがとうございます。ほんとしんのすけさんはしんの釣り師です。なんちゃって。化膿せずにすんでよかったです。ことしは久米島、バリ、奄美と3回も遠征してしまいました。これまでは年1回でもやっとだったのに、思い切って行けば行けてしまうものですね。でもさすがに毎年は無理ですね。
    2006年11月18日 23:52
  • Sampei

    コメントありがとうございます!ウッキー号、結構人気の有名船です。南の島への遠征、いいですよぉ!思い切りが必要なのは最初だけ。一度行くとまた行きたくなります(^^)
    2006年11月18日 23:55
  • 鉄砲玉

    Sampeiさん、力作の釣行記執筆お疲れ様でした!!今回は釣果的には残念な結果となりましたが、本当にいい思い出になる遠征でしたね。帰ってきたばかりですが、また行きたくなってしまいます。どこかにブリ、ヒラマサでも狙いに行きましょう!
    2006年11月19日 08:39
  • しんのすけ

    皆さん、心配していいただいて有り難うございます。指は1時間後には釣りをしてました。鉄砲玉さんの貫通が上手かったようです。(笑)いまだに少し痺れはありますが、かなり復活です。今回は自分の不注意で皆さんに迷惑をかけてしまいました。今後は注意したいと思います。う〜ん、それにてしも釣りがしたい(爆)
    2006年11月19日 17:52
  • suisuikichi

    本当に不運でしたね!!船の故障と言っても、たった10日間の修理なのに、その間に当たってしまうなんて!諦めきれないですね。。でも、綺麗な海を見ながら釣りをして、美味しいお魚とお酒で楽しいひと時を過ごたようで良かったですね。^^写真を拝見すると、確かに風が強そうですね。お疲れ様でした。^^
    2006年11月21日 05:19
  • Sampei

    ご訪問ありがとうございます m(_ _)msuisuiさんみたいにど〜んとマグロかクエでも釣ってくる予定だったんですが、そうはいきませんでした。でも、南の島は何度行ってもいいですね。今回お世話になった人たちとの出会いを大切にして、またリベンジに行ってきます。
    2006年11月22日 11:22
  • 大物釣り師?

    力作ブログお疲れ様です。奄美のリベンジに昨日はクエ釣るぞと思っていたら強風で日和佐は船止め。運に見放されているのは今年が大殺界の私のせい・・・・・。かわいく明石でタチウオとイイダコで遊んできました。吐喝喇リベンジの日程相談しましょう。
    2006年11月27日 19:39
  • Sampei

    大殺界っすかぁ・・でも去年はでかいクエ釣ったんだから、そういう時期もあるってことね。Sampeiも04年のマグロ以降、大きいの釣ってません。2009年にはトカラで皆既日食が見られるそうですね。その時も行きましょう。いまから予約しておかないといけないかも。
    2006年11月28日 11:01
  • 勝釣会

    実は12月22日から25日まで奄美大島に行きます。嫁はんの実家が奄美大島の瀬戸内町なのです。花天と言って近大がマグロの養殖を始めたとこです。親父は漁師です、引退しましたが情報ではマグロのこぼれ餌に大物が寄っているらしいです。桟橋からの釣りで十分だそうです。昔オキアミがないときは、たまに大物が来ると16号のハリスが着られたことも、今は無理ですがね。息子と二人だけで行きます。今仕掛けを考えてます。何かいい仕掛けありますか。10年ぶりに行きます。
    2006年12月01日 21:05

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