しばらくお休みしていた、ゴールデンウィーク前後の南方遠征。昨年から再開して2度目の久米島。
狙い50kgサイズのキハダ。自分の過去記録は初めての釣行で釣った35kg。これを超えるサイズを釣ることがまずは目標だ。
出発はGW入り一日前の4月27日、JAL2081(伊丹9:10発)、那覇11:15着でJTA211(13:30発)で14:10久米島着の予定が、那覇空港混雑のため30分近く遅れて島内の定期バスを逃してしまった。これは昨年と同じ。
今年から170cmを超える荷物をヤマト便で送れなくなったので、みんなロッドも持参。タクシーに3人ずつ分乗して「民宿 久米島別館」へ。
一年ぶりの久米島別館。変わらない門構えが迎えてくれる。
夕刻港へ。昔乗せてもらった太一丸が帰ってきたが、乗船予定の由奈丸の船長は見当たらず。
久米島別館の夕食。相変わらずボリューム満点
旨い島料理、そして生ビールから始まり、久米島の久米仙・・・ つい飲みすぎました。
一夜明けていよいよ出船。
1時間半ほどかけて、3番パヤオに向かう。
最初は気持ちよく風に当たっていたのだが、だんだん波が高くなってきてから調子がおかしくなってきた。
や、ば、・・・
ちゃんと酔い止めも飲んだのに・・・
こうなると釣りどころではなく、キャビンに転がって耐えるしかない。
同船のしんのすけさん、つじさんは着々とタックルを準備している。
タナは150mが標準だが、少し深めの200mを探るよう、船長からの指示が飛ぶ。
つじさんが20kgほどのビンナガを釣った後、しんのすけさんにヒット!
ビーストマスターが唸る
最初の1本がこれ。55kgの今釣行最大サイズ。丸々太ってます。
つじさんも30kgクラスのキハダ
この間、Sampeiは全くカヤの外。なんとか頑張って2度ほど仕掛けを落とすものの、アタリがある前にまた吐き気が (TT)
こりゃダメだ、ともう一度キャビンに戻って横になる。
なんとか回復して復帰したのは14時半、沖あがりまであと1時間しかない。
とりあえず、仕掛けを落としてシャクる練習。明日に向かって(泣)
パラシュートを準備してくれる中乗りのゆうちゃん。
前夜の飲みすぎを反省し、夕食のビールも半分だけにして10時前には就寝。
今日こそは釣らないと・・・
久米島のキハダ狙いはパラシュートと呼ばれる撒き餌釣り。
風呂敷のような布にオモリを付け、刺し餌とハリのついたハリス、撒き餌の切り身やキビナゴ、「ふすま」をくるみ、軽く縛ってで投下する。
タナまで沈んだらロッドを思い切りシャクると縛ったヒモが解けて撒き餌が広がる。
3人が前から順に20m程度づつタナを変えて狙う。
最初にヒットしたのはSampeiだった。
「やった!」と、喜んでリールに飛びつく。
ところが・・・・
ファースト・ランの途中で「ブツッ」とラインブレイク。 そんなにドラグも締めていないのに???
なんと、リーダーの結束部分で切れてしまった。
PE6号とナイロン170lbの結束はMIDNOTを使っている。いままで失敗したことはほとんどないのだが、おそらく最後の仕上げでPEを焼き切った時に熱が回ったのかもしれない。
大物だったのか? それは分からないまま(TT)
リーダーはやめてPEにパラシュートを直結し、気を取り直して再挑戦。
もう一度Sampeiにヒット!
それなりに引くが、記録更新の大物ではなさそう。
15kgほどのビンナガでした
何とか久米島らしい魚は釣ったものの、Sampeiの2日目はこれで終了。
別船のシャブさん。40kgクラスのキハダ
同じく別船、鉄砲玉師の息子さん
2日間餌釣りで大物を狙ったので、最終日はジギング中心で底物狙い。
息子さんは仕事の関係で一日早く帰るということで、同行の5人が一緒の船に。
美味しいミーバイ(ハタ系根魚の総称)が釣りたいな~ と、ダート系のジグを中心にスロージギングでシャクるが、なかなかアタリがない。
辛抱の釣りを続けて午後になりやっと来た!
食べごろサイズのナンヨウカイワリ。こいつは終盤ほぼ入れ食いになりました
つじさんはカイワリとシオのダブルヒット
殊勲のシャブさん、立派なアカジン(スジアラ)をゲット!
こうして南国の数釣りを楽しんでいたSampeiのロッドが大きく曲がる!!
根がかり? としか思えない。糸はどんどん出て行って300mを過ぎようとしている。
船長にお願いして船を回してもらいながら糸を回収。
もう目いっぱい引いてイチかバチかやるしかない、と思ったらなんだかノソっと引く感じ。
これは魚?
そう思って巻くと、少しづつだが巻ける。
今度は確信を持って巻く・・・・・・間違いない。しかし、腰が痛い(TT)
ようやく魚だと確信
パワフル鉄砲玉師に援助を要請
さらにしんのすけさんにも助力を乞う
あと5m、魚体が見えた。
なんとか歯を食いしばって引き上げる。 と、 バキッ!
逝ってしまった。 さすがのテンリュウもここまでか・・・
竿は折れても直接糸を引っ張りながら頑張ったが、とうとうアシストフックが切れてゲーム・セット。
釣り上げても船に載せられないのでリーダーから切ってリリースすることになるので、ジグを失わなかっただけよかったかもしれない。
船長は間違いなく200kgは超えていたと言ってました。
闘いおわって最後の晩餐。
カイワリとアカジンの刺身盛り。やはりアカジン(右)から減っていきました。
小ぶりのアカジンは煮付けに。薄味でも美味しい。
カイワリの「まーす煮」まーすは塩のこと。塩だけで煮るシマノ料理です。アオサが美味しい。
9:25発RAC874便のプロペラ機で那覇へ。久米島よ、来年また挑戦するからね!
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