釣行日 2020年5月30日
琵琶湖固有種のトラウト、ビワマスという美しい魚をご存じだろうか。
サケ科の淡水魚で分類学上はアマゴの近縁種だという。琵琶湖にしか生息しないと思っていたが、
アユの稚魚に交じって放流され他県の湖でも確認されるようになったらしい。
幼魚の頃には体に赤い斑点が存在するらしいが、成魚になるとシルバーの美しい魚に成長する。
始発電車に乗り、案内してくれたYさんとJR山科駅で待ち合わせ。一路近江今津を目指す、、、
と思ったら、ライジャケがないことに気づく。不覚!
Yさんが一旦自宅を経由してライジャケを貸してくれることに。これで貴重な朝まづめを約30分のロスか・・・
山科からYさん宅経由で小一時間かけて近江今津の湖畔からボートをおろす。
Yさんの車は一人でボートを積み下ろしできる特殊器具付きの釣り専用車。さすがです。
とはいえボートをおろして船外機を付け、出航できたのは9時半を過ぎていた。山科駅で合流してから3時間。
この釣りは釣り始めるまでをいかに合理的に行動するかが大切だと悟る。
既に釣りを始めているお仲間の船では50cmオーバーが上がったという情報が流れてくる。
ビワマスは群れを見つけるのが勝負なので、Yさんたちは数艇でポイント探索して、釣れたポイントに集合するという作戦らしい。
「今日はいいかも」と、期待が高まる。
車から荷下ろししていよいよ発進
いよいよダウンリガーをセットする。ダウンリガーというのはロッド+リグの仕掛けとは別に2~3kgほどもある大きなオモリをワイヤーで降下させ、そのオモリにつないだピンチでリグ手前のリーダーを挟んで正確に狙った水深をトレースさせるシステム。
左舷側のセットが完了し、Yさんが使う右舷側にセットしようとしたところでYさんお手製の台座が破損するトラブル。仕方がないので右舷側は中オモリでリグを沈めてトローリングスタート。
これがダウンリガー
65ft(約20m)にダウンリガーを下ろし、糸フケを取るためロッドがしっかりしなるまで巻き上げ、1.3~1.5ノット程度でトローリング。
早速ヒット! 大型がヒットするとその勢いでピンチがはずれてロッドが戻る。そこですかさず巻き上げないといけないのだが、タイミングが遅れてしまった。巻いてみたときには既に逃げられてしまっていた。残念!
もうしばらくしてまたヒット。今度は間に合った。向こうアワセで良いということで、そのまま魚の感触を感じながらリーリング、
しかし水面近くに来たところで暴れてフックアウト。
口が弱いのか、針掛かりが浅いのか、痛恨だが、Yさんによると水面近くでバレるのが一番多いとのこと。
暴れたときはロッドを送り込んでいなすのが大切だそうだ。
気を取り直して再度リグ投入。
またヒットだが、今度は引きが軽く、ビワマスではなさそう。
ウグイでした
ウグイもちゃんと骨切りして天ぷらにすれば美味しいらしいが、今回はリリース。
再度ヒット! 今度はバラさないように慎重に。Yさんのアシストで何とかゲット。
銀ピカの47cm。初ビワマスゲットできました。
この後、Yさんのタックルに30cmほどの小ぶりのサイズがヒットしたものの、その後アタリが停まってしまってタイムアウト。
実質3時間半ほどの釣りだったので、釣果があったのはラッキーでした。
もう少し早くから釣り初めることができればもっと釣果を伸ばせたかもしれません。
それにしても最高の天気、ベタナギの中、素晴らしい初体験の釣りでした。
案内いただいたYさんに感謝、感謝です。
岸に戻ったらお仲間が待っていてくれて釣果を分けていただきました。ありがとうございます!!
これでいろんな料理に挑戦できるぞ。
ビワマスのカルパッチョ。先日釣ったタコと合い盛りで
定番のソテー。ハーブを効かせてます。オリーブオイルで皮もパリっと仕上げました。
翌朝はビワマスチャーハン。天日乾燥シメジと玉子入り
昆布締めした身で押し寿司。旨い!!
もちろん普通に刺身でもいただきました。
おかげでまだ残っているので今度はフライに挑戦予定。
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